前日の野外活動を通じて学んだgroup dynamics、これまでのgroup discussionを通じての印象等を纏めて、各個々人から夫々にフィードバックを行うセッションが金曜日にあった。フィードバックと言う行為自体に必要とされる技術を予め配られるハンドアウトによって理解しておき、このセッションを通じて体得することも一つの目的。大きな山を乗り越えた我らがGroup 4のフィードバックは、細々とした技術論を超えたirrationalなハートを持って、これまでにはない有機的な運びとなった。
狭いたこ部屋にカウンセラーを含め、全員が丸くなって座る。間にある机も取っ払う。各人から夫々にOpenに行うフィードバックなので、ともすればなかなか正直にいけないものだが、信頼を築き挙げることに成功したことを具現化するかのごとく、全員が躊躇い無く、正面を向き合ってフィードバックすることが出来た。むしろ、その行為自体、信頼を改めて確かめ合うプロセスのようでさえあった。 このフィードバックに先立ち、大講堂にて各グループによるプレゼンテーションが行われるのだが、これを見るとチーム毎の違いを鮮明に理解することが出来る。プレゼンテーションが上手に纏まっていれば居るほど、何かが可笑しいように見える。ホントにそんなに美しい話なの?とか。 そして、土曜日は、これまで担当してくれたカウンセラーが、man to manベースでカウンセリングをしてくれる。各50分のセッションは、少なくない参加者にとって人生に於ける大きな視座を与えたようだった。一通りケースやらリサーチやらの課題を終え、Lausanneの街中へ繰り出すと、皆一様にこの一週間を振り返った。 『IMDに来たことが正しい選択だと改めて実感した。』 『ファイナンスやら、マーケティングなんかも確かに大事かもしれない。でも、職業人として以前の人として、最も大切なことをじっくりと振り返り、鍛えることが出来た。』 『たった1週間なのに生涯の友と本気で思える関係が出来た。信じられないけど、本当にhappy。』 『だから、IMDに来たかったんだよね。』 本当のMBA生活は、これから始まるのかもしれない。
by tomoimd
| 2007-01-21 18:53
| IMD・CLASS
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