通称PEDと呼ばれるエグゼクティブ向けの10週間(5週間2モジュール)のプログラムであるProgram for Executive Developmentに元勤務先の方がいらっしゃっていたので昼食をご一緒させて頂いた。久しぶりに日本サラリーマン的な会話になるかと思いきや、この方は、転職されてまだ1年ぐらい、前職は戦略コンサル、育ちはずっとアメリカというわけで、すっかりざっくばらんなお話をさせて頂いた。しかも、PEDの中では最年少、むしろMBAに近い年齢の方だったので、尚更。
IMDは、どちらかといえばエグゼクティブプログラムで世界的に有名なだけに、その参加者の多彩さもなかなかすごいらしい。その方は資源関係の仕事をしているらしいのだがクラスメートに二人もアラムコの方が居るそうで、相当美味しい、と。因みに日系組で言うと、ほぼ毎年、日本の大手商社の方が数名参加されている。実は前職の会社は、彼が始めての派遣らしく、僕の宣伝効果もあったかな、と。(自慢の規模が小さすぎる。。)エグゼクティブプログラムの主たる目的でもあろうネットワークづくりの観点からは、なかなか有意義な時間を過ごされているようだ。 このことは、実はMBAにも重要な意味を持っている。世界のそうそうたる企業の意思決定の最前線に居るような方々が、直ぐそこにいるからだ。就職活動真っ盛りのMBA達にとって、これほどのリソースはない。皆、日頃のストレスフルな仕事から離れて、ローザンヌの気候を十分に楽しみながら普段はあまり使わない側の筋肉をゆったりと動かされているだけに、MBA達のリクエストにも極めて好意的。こちらから積極的に行けば、ほぼあらゆるコンタクトを昼食の間だけでも気軽に得ることが出来る。今回の方も前職が、戦略コンサルであったため、就職活動中のMBAたちに彼の経験をシェアして頂く機会を一席設けようと思っている。 90名しか居ないIMD MBAは、巨大な卒業生ネットワークが無いので云々、といったことを以前は聞いていたのだが、このエグゼクティブプログラムのネットワークは物凄いし、加えて毎年90名しか居ないが故の親切な卒業生の対応を考えるとその弊害は殆ど無いように感じる。何しろ、コンタクトを受ける側の卒業生にとって、所詮は分母90名からのコンタクトなので、毎年何十人といったことはありえず、珍しく後輩が来たな、といった感じで、彼らのネットワークを惜しげもなく解放してくれる。どんなにどえらい人でも、このネットワークを使えば大体、two step(卒業生の紹介)も踏めば、ほぼ辿り着けないネットワークは無く、マンモススクールの誇るone stepのネットワークに対し、遜色はないのではないだろうか。 ICPの一貫でも彼方此方にコンタクトを探して居るのだが、全米Top3の何チャラ専門医、なんていう果てしなく遠そうなコネクションも、一本の電話で全部紹介を得られてしまったり、何気にIMDのネットワーク力のすごさを感じる今日この頃でした。 それにしてもPEDの10週間って、働き盛りの一旦休憩にはめちゃくちゃいいだろうなぁって、大分羨ましくもあります。
by tomoimd
| 2007-08-15 02:11
| IMD・CLASS
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