最近のマイブームが、”opportunistic”という単語。兎角、ネガティブに使われるケースが多い。例えば、企業買収によって成長した企業が、その後破綻したりしたケースを見てみると、Planが無く、Opportunisticに買収を繰り返したツケが回ってきた、見たいな議論に於いて使われる。なんだけど、僕は、特にキャリア形成に於いて、これをかなり逆に捉えている。つまり、
『どうせ、理想の仕事とか夢描いても、世の中に存在しなければ意味が無いんだから。目の前に偶々でもいい機会があれば、その機会を最大限に生かしながら目的地に近づいていくような生き方もありじゃないの?もっと言えば、目的地自体だって、その都度の機会によって変わったって、一向に構わないんじゃないかな。どうせ、一回きりの人生で、やり直しも出来なければ、ほかの選択肢を取っていれば、見たいな、鱈ちゃんもレバーちゃんも人生にはないんだし。』 という発想。 就職活動が本格化し、クラスメートの動きを達観して見て見ると、大体、延々と悩んでいる奴に限って、世の中に存在しないような夢物語的な仕事を頭に描いているのが見えてくる。逆に、着実に前進を見せているグループは、大いにフレキシブルで、それで居てなんともいえない独特の座標軸を据えて、良い機会を積極的に捉えていこうという姿勢がはっきりと見える。 少し違う表現で言えば、所詮はmoving targetなのであって、周りが動いている中で、一人立ち止まって考えていても、哲学好きはいいかもしれないけど、実は取れないよね?って感じ。 なんてことを考えていたら、今週一杯かけて行われていたStakeholder ManagementのModuleの中で、丁度言いえて妙なQuotoがあった。 "Everything moves. The only dependable, stable forces in this world is movement and changes. Standstill does not exist. by Jean Tiguely" 変化に対応する、つまり、動くターゲットに対し意思決定を継続的に行っていくこと。マネジメントの基本だし、自身のキャリア形成に於いても、当然にアプライされる原理原則の一つかなぁと、自分の中ではかなり納得している。 大体、opportunisticな人生の方が、misteriousでexcitingだし、というおふざけ感も、個人的にはかなり好み。プラス、プロフェッショナル感も高い。例えて言えば、その辺にあるネタから延々に広げていくさんまちゃんのトークとか、冷蔵庫の残り物で美味しい料理を作れる女性、見たいなイメージ。
by tomoimd
| 2007-09-22 08:36
| 雑感
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