一時は10度を下回るほどの悪天候だった今週ですが、週末は漸く晴れ。天気が良ければバルコニーでバーベキューは、我が家の定番。
日が暮れる前の19時過ぎから始まったバーベキューも終盤に入ったところで、突然、ドーンととんでもない音が飛び込んできた。何事??同時に教会の鐘の音がなったのだが、その音は鳴り止まない。 そういえば、奥さんによると、何やら今日はオリンピックスタジアムでコンサートがあるみたい、と。日中のローザンヌ中心街は異様な警察官の数、臨時バス、人・人・人だったとか。誰が来てんだろーねーとかいっていた。そそくさと室内に入り、インターネットで調べに行った奥さんを尻目に、のんびりとバルコニーでビールを飲んでいたのですが、どうも音楽に聞き覚えが。。。 『えぇ。。。。。これ、ろ、ローリングストーンじゃないの??????』 慌ててクラスメートのThomasにテキストを送る。返信がない。まさか、あいつ。。。 こんなに近くに来ていて、知らなかった。。。。超ショック。。。。。 至極、残念だけど、已む無し。 インターネットで調べてみたら、確かに来てました。がーーーーーーんんん。 ま、ここから聞こえるこの音も、”生”には違いない。 おぅ。。。あの空の向こうに、ミックが。。。 #
by tomoimd
| 2007-08-12 04:36
| Lausanne
ICPの議論が、どうもしっくりとこない。今日は、終日同じことを延々と議論していたような気がする。しかも結論が、すーっと腹に落ちる感覚も無く、どっと疲れが出た気分。
議論の対象は、来週17日に迫る第一回プレゼンテーションのストーリーラインをどうするかというもの。ここ数日で蓄積した浅知恵をベースにしつつクライアントが求めていることはなんなのかを考え、何をデリバーすべきかの議論になった。 難しいのは、完全にフラットなチームで、誰にも権限が無いということが一つ。全チームメンバーのコミットメントマインドには温度差がどうしてもあることがもう一つ。どうしても時間が無い、情報が無いということが便利な出来ないことの理由になりがちになってしまう。勿論、現実社会に於いても時間・情報の何れも限られた中で最大限のアウトプットが求められるわけだから、それ自体は言い訳には成り得ないのだが。 加えて、各チームには1名、専属の教授がTeam leaderとして付く。そこは流石に経験豊富な教授なので、頼りにはなるのだが、その裏返しもある。彼らが言ったことが”正解”として扱われてしまいがちになる。そうすると、教授のバックグラウンド次第で、アプローチから何からが大きく異なってくるのだが、それも実社会では上司次第なんだから、という説明もあろう。が、折角コンサルティングプロジェクトなので、所謂コンサルタントが取るオーソドックスなゼロベースでの発想から取り組みたかったりもするのだが、教授によってはよりプラクティカルに行こう、とクライアントの理解を正として始めることもある。 恐らく、僕のすっきりしない感は、そこに由来している。教授のスタンスは、スターティングポイントはクライアントの”GO”を正としたもので、その上で、どういったオプションがあるかを調べよう、というものなのだが、僕はどうしても”GO”ありきの発想がすっきりと馴染まない。 ”GO"ありきで議論を始めると、どうしても何故”GO"なのか、そこへ至るロジックの詰めが甘くなる。まして時間が無い・情報が無いの通用する世界に於いては尚更だ。すると、何故やるのかがはっきりしていないのに、どうやってGOのためのオプションを煮詰めうるのだろうか、という疑問が沸く。 前半のBuilding blockとは違い、ICPはクライアントからフィーを貰い、成果をDeliverすることが求められる。プロジェクトを通じてチームを如何に上手く回すかではなく、アウトプットで勝負をする場であるが故に、結構しょうもないことでも引っ掛かったりするのだが、Safety Environmentでの最後の一大チャレンジ、気張っていってみようと思う。 #
by tomoimd
| 2007-08-11 03:18
| IMD・CLASS
つい先日、スイスが誇る国際企業の方とお話をする機会があったのだが、そこで耳を疑うようなことがあった。文脈は、『どんなInternationalの経験があるの?』みたいな話題だったのだが、
『前職に居た時は、香港に住んでいてAsia Pacificの辺りをうろうろしてたよ。アジアの国々って、相当違うからね。』 『へぇ~、そうなんだ。確かに、日本は結構Uniqueよね。でも、アジアよね。』 『うぅん。そうだけど、例えば中国と日本だけを取り出したって相当、価値観違うからね。』 『あら、そうなんだ。まあ、それでもま、アジアは、アジアよね。ところで、アメリカとかヨーロッパとかとの交わりもあった?』 『。。。。。ぁあ、勿論、仕事であったよ。アメリカも、ヨーロッパも。。。でも。。。』 彼女にとっては、中国も、日本も、フィリピンも、インドネシアも、みんなアジアで一緒、ということの様だ。彼女の中に於けるインターナショナルの定義は、アジアとアメリカとヨーロッパの3極というかなり大きな括りでのみ見られていたみたい。因みにこの方、世界に名だたる国際企業のHRの人です。 この話をIMDの学生達に話したら、みんな口あんぐり。international businessやらgeneral managementに絶対の自信を誇る90名、41カ国から構成される学生集団にとって、国際感覚は、その人間のインテリジェンスを計る大きな尺度。まして、真のdiversityは出身国、文化といった表面上の違い以上のことを言う、といったことを嫌というほど叩き込まれているので、この地球儀を割っただけのアジア・アメリカ・ヨーロッパによって構成されるインターナショナル論、diversity論には、かなりひいていた。っていうか、当の本人の僕なんて、昨晩、眠れないぐらいひいていた。 その人個人の問題かもしれないが、その方はIMDの学生とその企業を代表して話をするという使命をその企業から託されていたことを考えると、やはりその企業自体の真の国際性を問わざるを得ない。簡単な会話の中にも、相手にとっては物凄く引っ掛かる落とし穴が有り得るということを、他人の振り見て我が振り直せ、ってな感じの会話でした。 それにしても多国籍企業とか言って、その実、結構ドメドメだったりしますよね。残念。 #
by tomoimd
| 2007-08-10 04:45
| IMD・CLASS
International Consulting Project(通称ICP)がいよいよ始まった。これをやりたくてIMDを選んだという声もよく聞くほど人気のモジュールの一つ。その名の通り、コンサルティングプロジェクトで、凡そ3ヶ月に亘りクライアント企業のために働く。ここまでは、他のMBAプログラムでも聞きそうな話だが、大きな違いは、フィーを取るところ。フィー体系は、ベースフィーに加えて成功報酬パッケージ付き。更に、その名の通り地域は全世界が対象で、既に多くのチームが出張スケジュールの調整でてんやわんや。中国、ブラジル、メキシコ、アメリカ、カナダ、日本、ヨーロッパ各国とかとか、クライアントの要望に応じてどこへでも飛んでいく。従い、クライアント側の総負担額は相当な単位となる。IMDとしては、それだけ学生に自信を持っている。なぜなら平均7年の実務経験を持ったdiversify豊かな学生の集団が、他のクラスも無くコンサルティングのみに3ヶ月費やせば、相当程度のものが期待できるでしょう、と言う訳。学生側もこの機会をlearningのみならず本格的に何かValue addなものを、と、かなり真剣。クライアントによっては、プロジェクト終了時点でジョブオファーを出すところも少なくない。
そんなICPが、本日オフィシャルにスタートした。オフィシャルに始まったというのは、なんだかんだ言って、実は前学期の終了時点辺りからちょろちょろと動き始めていたから。僕が所属する医療機器企業チームは、クライアントが全く新たなマーケットへの参入を目論んでおり、そのグランドデザインを描いて頂戴といった感じのかなりバクッとした依頼。リアルワールドらしく、依頼した資料が届かない、Interview アポイントメントが集まらない、コンタクトパーソンが夏休みとかとか、administrationもたっぷり大変。究極は、クライアントのコンタクトパーソン(依頼当事者でIMD MBA卒業生)が、我々との初回ミーティングの直後に同業CEOとして引き抜かれちゃうといったハプニング付き。そんなことも含めてReal World, Real Learning。 経験豊富がゆえに、5名一組のチームが一丸となって動き出すのもそうそう簡単ではない。夫々に経験があるが故に譲れない部分(意識・無意識に係わらず)が顔を出し、初期段階でのアドミ的な議論でさえ、簡単ではない。とはいえ、そこは6ヶ月に亘るサバイバル生活の成果もあり、人に譲ることも多少は学び始めた学生達、えっちらおっちらと前に進み始めている。 我がチーム、何故かアジアン色が強めで、国籍は、インド、フィリピン、アメリカ(ハワイアン)、レバノン、日本となった。初日から電話会議やら、市場調査やら色々とてんこ盛りながら、まぁ、まずまずの滑り出しという感じじゃないかな、と個人的には思っている。 これから暫くは、ICP日記になりそうかな。 #
by tomoimd
| 2007-08-07 04:24
| IMD・CLASS
昨晩は、アフリカ勢によるアフリカンパーティー。南アフリカトリップを彷彿とさせるアフリカンミュージックやら、パンチ、色鮮やかな民族衣装などなど。メインディッシュはエチオピアん料理。なんだそれって言うぐらい、全くイメージ無かったけど、案外これが美味。スパイシーなインド料理にも通じるような感じかな。
久しぶりにパートナーも勢ぞろいでのパーティーだったので、夏休みどうだった?とか、結婚式は、新婚旅行は?などなど話題にも事欠かない。あと、結構多くの学生の共通ねたは、就職活動だったかな。その間キッズ達は、臨時のベビーシッターと共に、我らがダンジョンで白雪姫のビデオなんか見ちゃって大はしゃぎ。久々に、子供から解放されてパートナーや、クラスメート達と共に、最高に気候のよいローザンヌの夏の夕暮れ時を、エチオピアン料理と生アフリカンミュージックをバックに楽しむことが出来ました。 #
by tomoimd
| 2007-08-05 17:14
| IMD・CLASS
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