いよいよ最終モジュールに突入。3週間にわたる選択授業は、PurchasingとPEで始まった。午前中のPurchasingは、まさに地に足の着いたOperationalな話で案外と楽しんでいる。もともとBuilding Block1で受けたCorely Billingtonの授業が、あまりにも意味不明だった割には、ビジネスツールとしては記憶に残るランキング上位に残っていたこともあり、Operationって、ひょっとしてビジネスに於ける魔法の杖か、なんてことを思ったりしているわけです。実は。
今日仕入れた面白テクは、航空券のCross TicketingとレンタカーのCorporate Rateのえかた、とかとか、凡そMBAの授業とは思えない内容で、これを選択した半数弱のMBAは、抱腹絶倒。あまりに身近な話題に、Note取り捲り、相当なLearning Curveを見せてました。 午後の授業は、PE & VCというタイトル。Benoitの真骨頂の世界なのですが、初回のお題はこれまた彼の趣味としか言えないTexas Pacific GroupによるDucatiのLBOのCase。プログラムダイレクターのBeniotの趣味は、バイク集め。Ducatiは彼のお気に入りの一つだけに、力が入る。とてもLBOの授業とは思えない雰囲気で、これまたなかなか。 それにしても最後の就職活動Week明けということもあり、あちこちから朗報が聞こえてくる。結構、驚くのはコンサル合格率の高さ。そもそも応募している母数は通常のMBAに比較すると相当低いのだろうとは思うものの、そのほとんどが受かっているんじゃないかという印象。クラスの2割強がMcKinseyなりBCGのオファーを引っさげて帰ってきている。そもそも行く気があるのかどうかは?だが。まあオファーをもらっておいて悪くはない先だろう。 他方で、難航しているのが年長者組み。理由は、はっきりしていてやつらは相当にPickyだから。相当、specificにやりたいことがはっきりしているので、期待するpositionからresponsibilityの範囲まで相当要求が高い。従い、いわゆるMBA採用に来る企業のクライテリアにはそもそもまったく馴染まない。つまり、MBAが卒業後に良く進むAssociate Programなるものにそもそも関心がなく、いきなり結構大きなpositionを目指しているので、これが大変。それなりの実績を引っさげてここへ来ているので、それも無理はない。入学前より低いポジションは当然引き受けられない。即勝負したい大人ばかりなので、これはこれで見ごたえのある就職活動になっている。何しろ、聞いているとそのポジションの大きさにびっくりさせられることも良くある。 そんなわけで、悲喜交々ながら、残り1ヶ月の学生生活を満喫しよう!!!的な雰囲気もあふれる、活気あるクラス生活の再開、といった感じ。 #
by tomoimd
| 2007-11-06 04:26
| IMD・CLASS
クラスで、こんなことをやっています。南アフリカで出会ったCotlandsというHIV/AIDS孤児院をサポートしたいと思っています。
MBA Diary by Alex Guest ご興味のある方は、MBA DiaryのAlexまで直接ご連絡ください。 #
by tomoimd
| 2007-11-01 03:50
| IMD・CLASS
土曜日は週末には珍しく早く起きた。旅の支度だ。2ヶ月になる長男の授乳のタイミングとその後の睡眠時間を見計らって、もはや山道はぎりぎりかもしれないといった愛車Zeffiraに荷物を積み込み出発する。2時間弱のドライブを終えて到着したところはTach。この小さな街は、目的地へ向けた登山鉄道の出発点。
街は、電気自動車のみが走行を許されているため、Tachで車を降りなければならない。駅には、ホテルから小さな小さな電気自動車が迎えに来ていた。噴出しそうなサイズとその光景に、なんともいえぬスイスらしさを感じながら、宿に向かう。 10月の終わりは、オフシーズン。それでも、小さな街には人が結構居る。それにしてもよく見ると、皆スキーヤーだ。スキーブーツを履いて街中を闊歩している。そんなことすら知らずにZermattを訪れたのだが、ここは万年雪のあるスキー場がロープウェイの先にあった。その標高、2,939m。スキーのリフトは更にそこから上がっていくように見えるので、3,000mを超えたところで、皆、スキーを楽しんでいるということになる。展望台にあがる階段を上がっただけで、息が上がる自分には、とても無理な話だろうと。子供スキーレーサーがたくさん居たが、恐らく、小さなころからやっていると、自然と高度順応していくのだろう。それにしても、そのゲレンデから見えるマッターホルンや、Monte Roseの景色は自然のスケールの大きさを強烈に感じさせてくれる。4,000mを超える山々が眼前に迫り、あたかも、案外と簡単に登れそう、と思ってしまうほどの所に聳えている。既に3,000mを越える場所に自分が居ることを忘れていた。 我が家が宿を取ったのは、中心地からやや離れた場所にあるSpa設備もある宿。レストランが、Zermat1,2を競う、というのでそこにしたのだが、あいにくOff seasonだったために、お目当てのレストランはCloseしていた。それでも紹介された街中の別のレストラン、Le Gitanは、大ヒット。グリルがメインのここの料理のサイドディッシュで付いてくるポテトグラタンのようなものが絶品だった。ヨーロッパのスキーリゾートは、このあたりがだいぶ違う。 おいしい食事に、壮大なスケールの自然。予定を延長して、もう一泊することにした。 #
by tomoimd
| 2007-10-29 16:19
| Lausanne
今週は、Ethics&Social Responsibilityがagenda。今日のクラスは、午前中がEthicsで午後が、Family Business。この週が始まる前は、正直、あまりぴんとこない話題だったものの、始まってみるとなかなか面白い。
Ethicsのクラスは、余程Ethicalではなさそうなfacultyが担当していることも面白いところかもしれない。Auditoriumに入るなりclub musicに近いものが流れ、NGO my life!!と絶叫してしまいそうなMichael Yazijiは、EthicsのみならずStrategyのPhDでもある。なので、Ethicsを如何にStrategicなBehaviorに落とし込んでいくか、といった側面からのアプローチが多い。自然、哲学的な議論になることも多く、ここら辺はなかなか議論が白熱する。個人的には、Ethicalなbehaviorの成功例の一つタイレノールのケースのJohnson & JohnsonのCredoの話題に身が入った。というのも、International Consulting Projectのclientは、J&J groupのEthiconという医療器具メーカーだったからだ。J&Jは、そのDecentralizedな組織で知られているが、これを可能にしているのがCredo(信条(直訳))。Ethiconのコンサルティングを通じ、これはいわゆる企業が玄関に掲げているモットーみたいな看板に留まらず、日々の活動に落とし込まれていることを実感していたこともあり、当時の社長James Burkeのケースやインタビューの様子を見ながら、なるほどなぁ、と実感。 それから今朝のクラスでは僅か90分で、この10ヶ月間に学んだ様々なモジュールを通じて、結局学んできたことSustainable Competitive Advantageとは何かを8つの構成要素のみでFlowに落とし込んで来い、というexerciseも面白かった。これは、結構、壮大なテーマであるが故に要素を8つに限定して、各要素が如何に影響しあい、究極的には何が要なのかを理解するというもの。これが上のJ&Jのargumentに絡むわけ。 午後のクラスは、ボリビアのCoronillaというパスタメーカーの第3世代を招いてのfamily businessの内側にあるものに迫るというもの。実は、昨日は2名のclass matesが夫々、自らのfamily businessをプレゼン。いずれも、家族のルーツに遡る話題で、とても生生しくて面白い。やっぱり、自分で事業を始めるってことは、この上なく情熱を注げるだろうなぁ、なんてことを改めて強く感じた。で、今日は、わざわざボリビアから。事業家が、真に達成したいと強く思っているものは、何なのか。その目的に従った企業行動が結果として何をその企業にもたらしたのか。当然、その他の様々な要素が現実社会には存在するので、それだけが今日の結果を導く原因とは断言できないまでも、相当程度の原因がその企業の存在する目的に帰結するのではないか。Emotionalなものがdecisioin makingのプロセスにおいてどれだけ重要家ということを一つのケースとして語ってもらった。ボリビアという特殊な土地柄がストーリーを更に、なんとも言えずemotinalな世界に導いたこともあったのか、これまた、やっぱり起業家精神だわなぁ、という感情を強める一方。 本日のクラスは、そんな感じでした。 #
by tomoimd
| 2007-10-25 01:24
| IMD・CLASS
これが、IMD自慢のランチです。MBA RankingでWorldwide NO.1でしょう、間違いなく。そこら辺のホテルのビュッフェよりも良いです。しかもFree(っていうか学費に含まれている)。
特筆すべきは、デザートビッフェ。マカロンからパンナコッタ、ティラミスにアップルパイ、先週まではMovenpickのアイスクリームバーまである充実振り。お陰様で、多くの学生が貧食の晩御飯事情にも拘らず、体重を増やすといわれているのがIMDの一つの特徴です。 本日の昼食 本日のデザート 月に一度のPartner's lunchは、子供たちも大喜びです。 ちなみに、学生の招待があればSfr25でいつでも楽しむことが出来ます。Lausanneへ行く機会があれば、是非試してみてください。 #
by tomoimd
| 2007-10-24 02:06
| IMD・CLASS
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