10年ぶりのマニュアル車を運転、しかも左ハンドルのトラックを急な坂道だらけのローザンヌで。IKEAで借りるなり、駐車場から脱出するのに約4回ほどエンストを経験し、警備のお兄様は『大丈夫?』ってな不安顔で近寄ってきた。汗掻くこと1回目。
そのままGenevaへ行く必要があったので、そんなエンスト劇の5分後には、高速道路デビュー。その前に、こちらのラウンド型の十字路に早々に悩まされ。小汗掻くこと無数。 目的地の日本人宅で引き受けることとなったソファは、これが存外に重くて、一体誰がどうやってこれを運ぶの?とはてなマークがまた増えるも、まあ、後でゆっくり考えることにする。 その後、AubonneのIKEAに再度戻って、家具なし住居で始まる明日からの生活に必要なものを最低限買い揃え、バンに押し込む。 ローザンヌへ向かう頃には、日が傾き始める。市内の道は、絶対に坂道で止ることが無いような経路をたどろうと入念に調べたにも拘らず、あっさりと間違えて最も低地からのスタート。やむを得ず、物凄く幅が広めの坂にチャレンジするも、ギアを3速のままだったがために、途中でストップ。坂の満々中で、IKEAのバンが立ち往生です。周りの皆さんにどーんとよけてもらっての教習所以来の坂道発進。クラッチを踏み込んで、アクセルを3千回転弱に、ゆっくりとクラッチを緩め始め、同時にサイドブレーキを緩め始める。幸運にも、一発で脱出成功。滝汗2回目。 アパートの地下駐車場からアパートに直接運び込むことが出来る優れものの建物のため、とりあえずバンを地下駐車場に停めて、荷物を運び込もうとしたところで、今日1の汗。坂を下る途中で、”1.95m”の文字が目の前に近づく。『あれ?このバン、背、高くねーか?』急ブレーキ。 嫁さんに外へ出て計ってもらうに、これ、入れない。。。地下駐車場の入り口の坂を下り、眼前には1.95mの高さの壁が迫る状況で、立ち往生。今度は、バックの坂道発進。しかも、行き過ぎれば、そこは交通量の多い街道。これ以上多くは語りません。 最後は、先送りしていたソファを誰が運ぶかという宿題。ここが神様の存在を信じた瞬間だった。ソファというHeadacheを先送りし、まずは運ぶことの出来るその他家具を下のスーパーのカートを拝借して運んでいた。その真っ最中に、同級生のFumiがたまたま携帯電話に電話をしてきたのだ。丁度、プリペイドの携帯をゲットしたところで、とりあえず番号を教えようと思って、と言う主旨だった。と思う。無論、このチャンスは逃さない。『頼む、助けて。』 MBAに来るやからは、何かと面倒見の良いタイプが多い。それに完全に甘えまくり。お陰で無事、山場を乗り切った。因みに、Fumiは、同じタイミングで日本を出発したのだが、なんと家族が流行のノロに捕まり、Geneva/Lausanneとともにグロッキーらしく、漸く立ち直りつつあるところなんだとか。はい、手洗い・うがい励行。 最後に、IKEAにVanを返しに行く必要があった。外は真っ暗。高速は渋滞。相変わらず、1速から2速へ入れる時にがたつくし、時々、ギア入らないし、挙句、右側通行を忘れそうになるし。漸く辿り着いたと思って、高速をおり、IKEA方面へ辿り着くためにローリング式の例の奴に入ったところ、何故か、気がついたら、元の高速でGenevaに向かっていたり。 本当に最後のおまけは、クレジットカード飛んで行っちゃった事件。Vanの支払いをIKEAのレジでやろうとしたら、僕のクレジットカードどっかへ飛んで行ってしまい、捜索に40分。IKEAらしいな、と思ったのは、レジを解体する羽目になった際に、結構、皆様嬉々として、ご自慢の工具を利用して分解していったとき。結局、あったので今や笑い話なものの、無かったら笑えない。だって、銀行はクリスマスで明日から来週水曜まで開かず、ATMのカードはまだ完成してないので貰っていないし、現金そんなに持ってないし、カード他に無いし。。。 まあ、疲れた1日です。 明日、ついにアパートメントへ移り、本格的な生活が始まります。 明後日以降、町はクリスマス休暇で何もなくなるので、明日が正念場です。
by tomoimd
| 2006-12-23 06:50
| Lausanne
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