家財道具の搬送がまた遅れた。香港を出発したのは11月。クリスマス前までにどうしても届けて欲しいので、香港での残り生活に若干不自由を覚悟で、早めに送ったのに、まだ届いていない。しかも、23日あたりに届くものが28,9になりそうだと言う連絡が有って以降、29日のその日にこちらから連絡をするまでナシのつぶて。連絡すると、『その荷物、まだスイスにさえ届いてないよ。通関もそれからだから年内は無理だなぁ。』とか平気で。『1月5日の8時に絶対届けるから。』との説明だったのだが、結局、先程『やっぱり明日の午後になりそう。まだ確定しないんだけど。』だと。
29日に間に合わない時点で、連絡すらよこさなかったことに激高し、且つ当該担当者は既にvacationに出ていたことが更に怒りに油を注いだため、損害を含めて請求しますとメールを書いたのだが。またしても明日のデリバリーのreconfirmの連絡もよこしてこないので『まさか』と思いこちらから連絡を取ったら、この始末。目も当てられない。 日本を暫く離れているので、感覚が美化されているのかもしれないが、この手の事態が生じた場合、日本の業者は、懇切丁寧に侘びを入れてくる気がする。原因を説明することはあるかもしれないが、 『この原因は○○社の誰が悪くて、私は悪くないんです。』 なんてことは、絶対に言わない。スイスへ来る前の香港は、この傾向は物凄く強く、言い訳をどれだけ上手にするかがポイント、見たいな国だった。スイスのこの女性も同様。兎に角、頭にきたので 『誰が悪いかとか、原因なんて俺の知ったことではない。予定通りに運ぶ、駄目そうなら判った時点で連絡するのがあなたの仕事でしょ?責任を持って仕事してくれないかな?』(もう少し汚い言葉遣いだったかもしれないが) すると、もはやめんどくさい、と言わんばかりに、 『okay, thanks bye. ガチャ。。』 香港でも何度かこんなことあったし、仕事でもまああることだけど、言い訳を聞くのは、ただ残念な気分になる。企業イメージなんてものは関係のない世界、または。競合が少ないのかもしれない。いずれにしても、もし自分が当該企業のOwnerやManagementだったら、これ以上の恥はない、と言う感覚を抱くのだが、この感性自体が日本的なのだろうか。ただ、顧客接点となる従業員のメンタル面における教育は、途方も無くエネルギーとコストが掛かる一方でリターンが見えづらいのでなかなか難しい側面はあるけれど。 なんせ送料は予め払い込んでるし、荷物は明日届かないことには、来週には授業がスタートするのでどうしようもない。すると、交渉のレバレッジが無く、何となく釈然としないまま受け入れるしかないのかなぁ、なんて。 ネゴシエーションの授業とかで教えてくんないかな、こういう素手での戦い方とか。 (きっと、勝てない戦いはしてはいけない(by 孫子)、見たいなこと言われそうだけど)
by tomoimd
| 2007-01-05 07:28
| 雑感
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